可愛い動物が描かれた「どうぶつドーナツ」。
さまざまなデザインの動物ドーナツが販売される中、ドーナツパティシエ・イクミママと
ドーナツ専門店・フロレスタの「どうぶつドーナツ」が似てるとの声があります。
そこで今回は、イクミママとフロレスタの違いをまとめました!
イクミママとフロレスタの動物ドーナツが似てる理由
イクミママとフロレスタのどうぶつドーナツの違いを徹底調査!
イクミママとフロレスタは仲良しなの?
早速見ていきたいと思います!
目次
イクミママとフロレスタの動物ドーナツが似てるのはなぜ?
まずは、イクミママとフロレスタの動物ドーナツを比較してみます。
イクミママのどうぶつドーナツはこちらです。

そして「フロレスタ高円寺店」のどうぶつドーナツがこちら。

比較してみると、2つのドーナツはとてもよく似ていますよね。

ドーナツ生地にアーモンドの耳をつけ、チョコレートでコーティングされているところも同じ。
そしてどちらのお店も人気No1の商品はネコの「ミケ(みけ)」です。

全体はどちらもホワイトチョコでコーティングされており、
ブチ模様は、
- イクミママ:コーヒーチョコ
- フロレスタ高円寺店:カフェラテチョコ
でできています。
大きなまん丸の目や鼻、頰にヒゲが描かれているのも、とてもよく似ていますね!
イクミママとフロレスタのどうぶつドーナツが似てる理由!

イクミママとフロレスタのどうぶつドーナツが似てる理由は2つです。
- イクミママが考案
- イクミママが作り方を伝授
どうぶつドーナツは元々、イクミママが「フロレスタ川崎元住吉店」で働いていた時に
考案し、他店では取り扱わないオリジナルドーナツとして販売していました。
https://twitter.com/dreenpeace/status/181246396463185920
それがSNSなどでかわいいと話題になり、「フロレスタ高円寺店」が
「どうぶつドーナツを作りたい」
と熱望したそうです。
そこで「フロレスタ高円寺店」に出向くなどして、作り方を教えたイクミママ。
当時の「フロレスタ高円寺店」の店頭に並んだどうぶつドーナツの大半はイクミママが手掛けたとか。
その後、フロレスタ高円寺店もオリジナルで新しいどうぶつドーナツを開発。
そのため、イクミママとフロレスタのどうぶつドーナツは似てるんですね!
イクミママはその後、フロレスタから独立して、現在はご自身のお店を持たれています。
イクミママとフロレスタのどうぶつドーナツの違いを徹底調査!
見た目が似ているイクミママとフロレスタのどうぶつドーナツですが、
独自に徹底調査した結果、以下の3つに違いがありました。
- 原材料(添加物や薬剤・産地)
- チョコのコーティング
- 動物のデザイン
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
イクミママとフロレスタの原材料が違う!
原材料の違い
まず1つ目は原材料の違いです。
イクミママはフロレスタから独立後、原材料を全てご自身で探し直しています。
イクミママの夫・イクミパパが過去に食生活の乱れで2度の長期入院を経験していることもあり、
食で健康を害する人を1人でも減らしたいという思いから、原材料にはかなりこだわりを持って、イクミママが探し回ったそうです。

イクミママとフロレスタの原材料の違いはこちらです。
(※公式HP掲載通りに記載しています。)
イクミママ | フロレスタ | |
小麦粉 | 北海道江別市の江別製粉の小麦 | 北海道産の小麦 |
小麦と全粒粉を独自にブレンド | 薄力粉と全粒粉を配合 | |
卵 |
和歌山県産 紀州梅たまご(平飼い有精卵) | 木酢酸の飼料で育ったにわとりの新鮮卵 |
豆乳 |
無調整豆乳(海外有機大豆) | 無調整豆乳(国産大豆) |
バター | 北海道産 よつ葉バター(ミルクの豊かなコクと贅沢な風味が特長) | 厳選した国産バター |
油 | ヤシ油と菜種油をミックスした油 | 菜種油 |
毎日新しい油に全て入れ替え | 頻繁に入れ替え | |
ベーキングパウダー | アルミニウム(みょうばん)不使用のラムフォード社のもの | 非遺伝子組換えコーンスターチ&体内への影響が心配されるアルミニウム化合物無添加のもの |
塩 | 沖縄県産 海水塩「青い海」 | 沖縄県産天日自然塩 |
砂糖 | 三温糖(多国籍) | 三温糖(産地不明) |
比べてみると、どちらも原材料にこだわってはいますが、実際に使用している原材料は異なることがわかります。
また、
イクミママの方がより細かく商品名まで記載
していました。
もう一つ、原材料の違いで気になったのが「油」。
どうしても油で揚げて作るドーナツは、油っこくなりがちですよね。
フロレスタの油は、菜種油を頻繁に入れ替え
常に新鮮に保つよう心がけているそうです。
一方、
イクミママの油は、植物性のヤシ油と菜種油をミックスし毎日入れ替え
ヤシ油は、健康効果が期待される中鎖脂肪酸を多く含んでいます。

この油を使用することで
「食で健康を害する人を1人でも減らしたい」
というイクミママの思いが伝わってきますね。
添加物や薬剤に関する違い
一方、添加物や薬剤についても、記載内容に違いがありました。
イクミママ | フロレスタ | |
小麦粉 | 殺虫剤・防カビ剤・殺菌剤等の薬剤不使用 | 日持ちさせるための防腐剤・保存料などの添加物は一切使用しておりません。 |
卵 |
抗生物質、ホルモン剤、ストレス軽減剤、黄着色剤等の添加物不使用 | |
豆乳 |
収穫後の農薬、防腐剤、保存料不使用の有機大豆だけで作った無調整豆乳を使用 |
イクミママは薬剤についても細かく明記していますが、
フロレスタはこの辺りの記載が見当たらなかったので、詳しいことは不明です。
ただ、イクミママもフロレスタも、防腐剤や保存料、合成着色料は一切不使用。
イクミママのどうぶつドーナツは、カラフルな色付けも全て天然の素材を使っています(抹茶やかぼちゃ、紫芋など)。


一方、フロレスタも合成着色料は不使用。

カラフルな色付けには、どちらも天然素材が使用されているようですね!
産地の違い
また、産地の記載についても違いがありました。
イクミママ:国産・海外(有機) <産地の記載あり>
フロレスタ:国産 <産地の記載がないものも>
イクミママ | フロレスタ | |
小麦粉 | 北海道江別市 | 北海道産 |
卵 |
和歌山県産 | 産地不明 |
豆乳 |
カナダ・アメリカ(有機) | 国産 |
バター | 北海道産 | 国産 |
油 | カナダ・アメリカ | 産地不明 |
ベーキングパウダー | アメリカ | 産地不明 |
塩 | 沖縄県産 | 沖縄県産 |
砂糖 | 多国籍 | 産地不明 |
フロレスタは国産のものが多く使われており、安心感がありますね。
ただ、産地が記載されていないものも。
イクミママの原材料については、国内外関わらず全て産地が記載されています。
海外製のものもありますが、こちらはこだわった上でのことのよう。
国内外関わらず、安心安全と美味しさを追求し、厳選した食材を使用しているそうです。
チョコのコーティングが違う!
見た目が似てるどうぶつドーナツ。
よく比べてみると全体にかかっているチョコのコーティングにも違いがあります。
イクミママのどうぶつドーナツのチョココーティングは、ドーナツの下の方まで。

一方、フロレスタのどうぶつドーナツは、下の方までチョコがコーティングされていません。

「フロレスタ高円寺店」の“みけ”のアップ画像を見てみると

やはり、ドーナツの下の方にはチョコがコーティングされていませんね。
チョコをコーティングする範囲が違うことは、フロレスタとイクミママのどうぶつドーナツを見分けるポイントになりそうです。
動物のデザインが違う!
イクミママのどうぶつドーナツの画像がこちら。


これらはほんの一部で、もっとたくさんの種類があります。
フロレスタの公式サイトに掲載されているどうぶつドーナツの種類がこちら。

フロレスタは、どうぶつドーナツ以外も販売しているため、種類は少なめ。
ただ、フロレスタの店舗は全国に所在しており、日替わりで色々なキャラクターが登場する店舗もあるようです。
フロレスタのどうぶつドーナツがドラマ「#おじさんはカワイイものがお好き。」に登場しました!#おじカワ
登場したのはミケですが、日替わりで色々ご用意しております!
これであなたも#おじカワ に(?)! pic.twitter.com/KmkwenK8Hj— フロレスタ松縄店-高松セントラルキッチン (@floresta_matuna) September 11, 2020
そんな中、イクミママとフロレスタの両店でNo.1人気の看板猫のミケ。
イクミママの「こねこのミケ」は、茶色のブチが向かって右側にあり右目がブチの中に入っています。

一方、フロレスタの「みけ」のデザインは店舗によってさまざま。
公式サイトに掲載されている「みけ」は、茶色のブチが向かって左側。

フロレスタ高円寺店の「みけ」は、茶色のブチが向かって右側にありますが、
目がブチに入っていたり、入っていなかったり色々なデザインがありました。


フロレスタの「みけ」は、他店舗やイクミママとデザインが違っているようです。
ちなみに、イクミママの「こねこのミケ」は、ブチのデザインは変わりませんが、ひとつひとつ手作りということで表情が違っています。
ウインクしたり、両目をつぶっていたりと表情豊かですね。


イクミママとフロレスタは仲は良いの?
世間には、元祖であるイクミママの類似品が出回っていることから、イクミママは公式サイトで
「イクミママのどうぶつドーナツ類似品にご注意ください!!」
と呼びかけており、どうぶつドーナツの大半を商標を収得しています。

そのせいか、イクミママとフロレスタの仲を疑う声もあるようです。
しかし、イクミママは過去(独立前)にフロレスタにどうぶつドーナツの作り方を教えており、フロレスタとは仲が良いそうです。
――今、フロレスタのチェーン傘下を抜けて独立している状態ですが、今特にどうぶつドーナツを推しているフロレスタ高円寺店さんとの関係は? あちらもかなりの数のどうぶつドーナツを販売してますが……?
イクミママ「高円寺店さんが今も売ってるどうぶつドーナツの大半は、私が作りました。でも関係が悪いってわけじゃありません(笑)。どうぶつドーナツを作りたいとおっしゃるので、まだココがフロレスタ川崎住吉店だった時に作り方を教えに行ったり、来てもらったり。高円寺店さんもオリジナルで新しいどうぶつドーナツを開発して、今でも仲は良いですよ」引用:http://news-act.com/archives/19125333.html
特に仲が悪いという訳ではないようですね!
まとめ
今回は、どうぶつドーナツを製造・販売しているイクミママとフロレスタの違いについてまとめました。
どちらのどうぶつドーナツも、原材料に自然素材で安心できる食材を使用していますが、
利用している原材料はそれぞれ異なり、産地(国産・海外産)や薬剤の使用の有無など細かいところは異なるようです。
どちらもカラフルなドーナツを取り扱っていますが、両者とも合成着色料は使用せず、
自然な素材でキレイな色味を出しているようですね!
また、どうぶつドーナツはイクミママが発案。
過去にはフロレスタへ作り方を伝授しており、両店の仲は良好のよう。
一見似てるデザインもありますが、比べてみると、チョココーティングや細かなデザインなど違っているようです。
今回、徹底調査した違いを参考に、両店のどうぶつドーナツを比べてみても楽しめそうですね!
最後まで、お読みいただきましてありがとうございました^^