東京オリンピック日本代表に選出されたレスリング男子フリースタイル・乙黒拓斗(おとぐろ・たくと)さん。
65キロ級でメダル獲得が期待されています。
そんな乙黒拓斗さんは、イケメン兄弟とも呼ばれている兄とともに東京オリンピックに挑みます。
そこで今回は、
- 乙黒拓斗さんの家族構成
- 乙黒拓斗さんの父親・母親・兄の顔画像や年齢、職業、経歴
- 乙黒拓斗さんの幼少期からの生い立ちや経歴
について調べました。
目次
乙黒拓斗の家族構成は4人!

乙黒拓斗さんの家族構成は4人です。
- 父親:乙黒正也さん
- 母親:乙黒千恵さん
- 長男:乙黒圭祐さん
- 本人:乙黒拓斗さん
それでは、1人ずつ詳しく見ていきましょう。
【顔画像】乙黒拓斗の父親や母親の年齢や職業、エピソードは?
父親はレスリング経験者

乙黒拓斗さんの父・乙黒正也さんの年齢は2021年7月現在47歳前後。
山梨県で公務員をしています。
2018年には、日本レスリング協会から、世界選手権メダリストの親でレスリング経験者に贈られる“ペアレント賞”を受賞しました。
上の写真左側に写るのは父・乙黒正也さんです。兄弟同様にイケメンですね。
父親がレスリングの道へ誘導
父・乙黒正也さんは、高校の部活でレスリングを始め、社会人になってからも選手として活躍。
レスリングへの情熱が段々上昇し、子供にもレスリングをさせたいと思ったようです。
しかし、当時4歳だった乙黒拓斗さんの兄は、レスリングよりサッカーにのめり込んでしまい、父・乙黒正也さんは、サッカーで「当たり負けしなくなるぞ」とレスリングの道へ誘導。
父・乙黒正也さんは、自宅の和室にマットを敷きレスリング場にし、床にはラダー、駐車場にはロープ登りと懸垂ができるパイプを設置し、いつでも自宅でトレーニングできるように整えたそうです。

さらに、家に入るときに靴を脱ぎ、レスリングシューズに履き替えさせる父親。
自宅では自身が用意したメニューを息子たちにさせていたとか。
息子たちが気の抜けた練習をしていたらやり直しさせていたという父・乙黒正也さん。
レスリングへの熱の入れようは相当だったのではないでしょうか。
父親は多趣味
いまは、玄関にはレスリングシューズはなく、スキーやサーフボード、釣り竿などがあるという乙黒家の実家。
兄の乙黒圭祐さんは、サーフィンしている姿を自身のインスタグラムに投稿していましたよ。

父・乙黒正也さんは、職場のスキークラブに入って同僚と週末にはスキーを楽しんでだり、家族で釣りに出かけるそうです。
そんな多趣味な父・乙黒正也さんですが、自宅をレスリング場にして息子たちにトレーニングさせていた頃は、趣味を全部やめていたようです。
家族旅行はレスリングの大会へ行くことだったとも語っており、父親のその意気込みやサポートにより息子たちが強くなれたんですね。
母親は食事でサポート
乙黒拓斗さんの母・乙黒千恵さんの年齢は47歳前後で、乙黒拓斗さんの父・乙黒正也さんと同じ年だと思われます。
職業などは公表されておらず、顔写真もありません。
自宅がレスリング場になったり、レスリング大会に行くことが家族旅行だったりと、母・乙黒千恵さんも息子たちのサポートをしてきたのでしょう。
しかし、乙黒拓斗さんは小学校を卒業し親元を離れ上京。
その前に兄も上京しており、自宅でバタバタとレスリングの練習していた息子たちが2人とも家からいなくなってしまい、母・乙黒千恵さんはとても寂しかったのではないでしょうか。
母・乙黒千恵さんは、当時のことを
「親が子離れしたから東京に行かせたんじゃなく、行っちゃったから子離れするしかなかった」
引用:スポニチ
と振り返っていました。
そんな乙黒拓斗さんは、東京で6年間を過ごした後、レスリングが強い山梨学院大学に進学。
兄も同大学に進学していたことや、山梨には家族がいるからなどが、この大学を選んだ理由です。

離れてしまっていた息子が地元に戻ってきて、母・乙黒千恵さんは喜んでいたでしょうね。大学在学中は、3食バランスの取れた食事を考えて、乙黒拓斗さんに食べさせていたようですよ。
【顔画像】乙黒拓斗の兄弟は乙黒圭祐!エピソードは?

乙黒拓斗さんの兄・乙黒圭祐さんは、レスリングフリースタイル70kg級の選手で、東京オリンピックに出場します。
1996年11月16日生まれの年齢24歳(2021年7月現在)で、乙黒拓斗の2歳年上です。
兄が弟の上に乗る幼少期
4歳の時に父親にレスリングを勧められた兄・乙黒圭祐さんは、レスリングには目もくれず、サッカーにのめり込みます。
ボールを蹴るスポーツのサッカーですが、相手からボールを奪い取るには体を使います。
すると、
「体のあたりが強くなるし、フィジカルが強くなるって(レスリングを)勧められて」
「今思うとレスリングをやらされたなって思います」
引用:YAHOOニュース
と、兄・乙黒圭祐さんが振り返っている通り、父・乙黒正也さんの作戦に乗せられレスリングを始めます。
そして、初出場した大会で銀メダルを獲得。
やる気満々になった兄・乙黒圭祐さんは、弟に技を掛け始めたのでしょう。
乙黒拓斗さんも一緒にレスリングを開始します。

兄が弟の上に乗っているこちらの写真は、まだまだレスリングを開始する前の兄弟のようですね。
兄弟で優勝メダル獲得
こちらが、レスリングの大会で優勝メダルを獲得した兄弟の姿。
兄・乙黒圭祐さんが6歳、乙黒拓斗さんが4歳の時です。

この頃から名門「山梨ジュニアレスリングクラブ」に一緒に所属していた乙黒拓斗さんたち兄弟。
自宅に帰ると夜遅くまで父親の指導の下、練習を続けていたそうです。
当時を振り返り、兄・乙黒圭祐さんは、
「自分はやらされている感覚だった」
引用:スポニチ
乙黒拓斗さんは、
「日課というか使命感だった」
引用:スポニチ
と、父親の特訓について語っています。ただ、レスリングをやめたいとは思わなかったそうです。
週末は山梨から都内へ練習に
そんな乙黒拓斗さんたち兄弟は、土日だけ山梨から高速バスで、都内の強豪キッズクラブ「GOLD KID’S」にも通っていました。
さらには、父・乙黒正也さんがOBに頼み、山梨学院大学レスリング部の練習に参加。
当時、小学5年生だった乙黒拓斗さんと中学1年生だった兄は、自分たちよりも体が大きくて力が強い大学生相手に練習していたんですね。
兄が先に上京
山梨学院大学レスリング部の監督からJOCエリートアカデミーへの入校を勧められた兄・乙黒圭祐さんは、中学2年生で上京。
地元の笛吹市立石和中学校から東京の北区立稲付中学校へ転校しました。

JOCエリートアカデミーとは、日本オリンピック委員会(JOC)が、将来的にオリンピックをはじめとする国際競技大会にて活躍できるよう育成するためにした組織。
有望な小学生・中学生の競技者を発掘し、味の素ナショナルトレーニングセンターを拠点に生活させながら、学校への通学とトレーニングを行う。
引用:Wikipedia
1年後、乙黒拓斗さんも上京。
兄と同じ、東京の北区立稲付中学校へ入学し、JOCエリートアカデミーへ入校しています。
兄弟揃ってインターハイ出場
中学卒業後、兄と同じく帝京高校に進学した乙黒拓斗さん。

高校1年生の時(2014年)のインターハイで50kg級のチャンピオンとなりました。
1年生で王者になるのは史上9人目。
この時、60kg級に出場していた兄と揃ってインターハイに出場するのが最後ということもあり気合いが入ったのでしょう。
乙黒拓斗さんは、優勝インタビューで
「兄も1年生で優勝していたので、自分も勝ちたかった」
引用:日本レスリング協会
と語りました。乙黒拓斗さんにとって、兄・乙黒圭祐さんは、目標であり刺激を与えてくれる存在なのでしょうね。
兄弟はお互い心強い存在
高校卒業後は、兄を追って山梨学院大学に進んだ乙黒拓斗さん。
兄・乙黒圭祐さんが大学4年生、乙黒拓斗さんが大学2年生の時には、2018年「世界選手権」に兄弟揃って出場。
“ナンバー1”のポーズをする2人は、やはりイケメン兄弟と称されるだけあり、良い顔をしていますね。

2019年4月に自衛隊体育学校へ入校した兄・乙黒圭祐さん。
昨年の「世界選手権」65kg級で優勝した乙黒拓斗さんから影響を受けていると語っていました。

この年の「世界選手権」に出場できませんでしたが、乙黒拓斗さんのスパーリングパートナーで同行しており、兄弟の良き関係が感じられます。
2019年12月には「全日本レスリング選手権大会」74kg級で優勝した兄・乙黒圭祐さん。乙黒拓斗さんと肩を組み嬉しそうでした。

普段は乙黒拓斗さんに試合のアドバイスなどしていたそうですが「弟なら大丈夫」と思い、この大会では自分のことだけに集中していたそうです。
そして2021年4月、乙黒拓斗さんは兄と同じ自衛隊体育学校へ入校。

これからは兄に頼らないと意気込み、“兄はライバル”とも語っているようです。
とは言っても、お互い心強い存在であることには変わりないはずです。

このように、いつまでも近くにいる存在の乙黒拓斗さんたち兄弟。
幼少期から所属していた「山梨ジュニアレスリングクラブ」では
レスリングはひとりではできない。だから相手を大切にしなければならない。
引用:Panasonic
という教えがあるそうで、乙黒拓斗さんたち兄弟はお互いを大切に思い合っているのでしょう。
乙黒拓斗の幼少期からの生い立ちや経歴を調査!
1998年12月13日に山梨県で生まれた乙黒拓斗さん。
2歳年上の兄・乙黒圭祐さんとのレスリング人生が始まります。
幼少期~小学生時代
4歳からレスリングを始めた乙黒拓斗さん。
6歳の時(2004年)から「全国少年少女選手権」5連覇を達成
9歳の時(2007年)「押立杯関西少年少女選手権」3・4年32kg級で優勝し、敢闘賞を受賞
その時(小学3年生時)の写真がこちらです。

中学時代
中学に進学と同時に上京した乙黒拓斗さんは、
中学2年生の時(2012年)「全国中学生選手権フリースタイル」42kg級で優勝

中学3年生の時(2013年)「全国中学選抜選手権」47kg級で優勝し、中学二冠王者
となりました。

高校時代

高校1年生(2014年)の「インターハイ」で、1年生王者
高校2年生(2015年)では「全国高校選抜大会」「インターハイ」「国体」「世界カデット選手権54kg級」で優勝
そして高校生最後となる
高校3年生(2016年)で「ジュニアオリンピック ジュニアの部」60kg級で優勝
大学生相手に勝ち進みました。
大学時代
2017年に兄のいる山梨学院大学へ進学した乙黒拓斗さん。
2016年「インターハイ」で優勝した直後、膝の前十字靭帯断裂の重傷を負ったため、大学1年生の秋に試合に復帰。
復帰戦となった国体レスリングフリースタイル61kg級で優勝
兄・乙黒圭祐さんも同大会にて初優勝(65kg級)を飾り、兄弟揃って国体王者に。

そして、
2019年12月の「全日本レスリング選手権大会」で初優勝
この時、19歳10ヵ月という年齢だった乙黒拓斗さんは日本男子史上最年少の世界王者となりました。
そして、東京オリンピック代表に選ばれます。

自衛隊体育学校に入校

2021年4月より兄と同じ自衛隊体育学校に入校した乙黒拓斗さん。
迷彩服に身を包み、陸上自衛隊の基本姿勢や敬礼を学んでいました。
自衛隊でさらに鍛え上げ、東京オリンピックで金メダルを目指していると気合い十分に語っています。
乙黒拓斗の家族構成・生い立ち・経歴まとめ
今回は、レスリング男子フリースタイル・乙黒拓斗さんの家族や生い立ち・経歴について調べてきました。
乙黒拓斗さんの父親と母親が幼少期からサポートしていたことがわかりました。
また、2歳年上の兄・乙黒圭祐さんとの信頼し合う関係も、とてもステキでした。
東京オリンピックでは、兄弟で金メダル獲得を期待し、応援したいですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。